3月が近づくと思い出すことがあります。
我が家に偶然やって来た愛犬、トム君のヘルニアになった時の処置です。
その前にトム君の生い立ちを~
トム君は、偶然~母が亡くなってその年のお彼岸に、母が暮らしていた部屋の小さな庭に捨てられていたのか、迷い込んだのか~

トム君の名前は、トム・クルーズ
いいえ、アンクル・トム??
名前の由来は・・・
以前、友人になった人が、海外に行くのにワンちゃんを動物病院に預けている・・・と聞いて名乗りをあげました。
友人夫婦には子供がいないので海外旅行に度々出かけるのですが、そのたびに我が家にやってくるようになったトニーちゃん、かなりの老犬だったのですが、トニーちゃんは「Kさん家に行く??」と聞かれると玄関に飛び出すようになり~
我が家も、娘が「最近、パパさんご機嫌悪いな~トニー呼ぼうか??」
(何故かトニー君が来ると優しくなるパパさん。シャンプーもしてカットもします)
トニーも本宅より、我が家に来るほうを楽しみにするようになり・・・
当時まだ中学生だった次男の学校の制服学生が通るたびにソワソワ~
たまに友人宅に遊びに行くと私にくっついて離れず~
帰るときには、連れて帰ってくれないのと見つめられ~
そんな友人一家が引っ越して数年・・・
年賀にトニー君が亡くなったことが印されていた或る日~
会社の事務所の小さな庭に、ポツンと子犬がいたのです。大きなブロックがあって、子犬の入る入り口は何処にも・・・・
会社の入り口に張り紙して1週間~
家に連れ帰っていました。

ある日バキューム車が家の前に止まったと思ったら、子犬が見当たりません。
バキューム車が子犬を誘拐とばかり、長男は「なんで、ちゃんと見てなかった」と血相変えて探し回りました。
家の庭を探しても・・・・と、植木鉢の隅っこに子犬は震えていたのです~
そして名前をつける事に・・・
トニーの後に事務所に捨てられていたので、
トニーの「ト」と事務所の「ム」で単純にトム君に~
でも、自分の子は可愛いのと同じ~~
トム君、何処のワンコよりも男前に見え~、
子犬の時のトム君は、前のお宅にバキューム車が来るたびに探し回り隅っこでブルブル震えておりました。(^^)その様子が可笑しくて、可笑しくて笑い転げたものです。
我が家に笑顔の贈り物~
そして、3月のある日、夫と散歩に出かけたトム君が足を引きずり帰ってきてから、それまでにも何度か走り回っては、片足を引きずる事もあり、卒業式と重なって夜まで様子を見ることに・・・・
ところが戻ってくると玄関先に蹲っていました。深夜の病院に連れて行き、翌日係りつけ医に行くと「見れない」と言うつれない返事。
それでも、治るものと近くの動物医院に連れて行くと「大丈夫ですよ~」と言われて毎日注射に通いました。ところが良くなるどころかダンダンやせ細り下痢が続き・・・異常な下痢なのです。
通っている病院伝えてると「この犬は、もう死にます」ステロイドの弊害で肝臓障害から貧血、白血球が増え、もうこれ以上に血液が作れない状態に~
慌てて病院を変えますと「同じ医者同士で悪く言うのは嫌ですが、明らかに治療ミスです。動物も人間も同じですが強い薬を使う場合、血液検査と堪えず栄養補給をしながら治療します。それが行なわれてなかったかと・・・・もう足は諦めてください。今日から、体の治療にかかります」
そして、2ヶ月余りの献身的な治療と介護でトム君は命を取りとめて、もうすぐ6年になります。
幸い、私が10年余りかけていた保険が満期になりそのお金を充てましたが、まさか未だ6才になったばかりの若さで愛犬が、このような大病にかかるとは・・・・でした。