おばあちゃんの我楽多箱

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もう直ぐバレンタイン、私が始めてチョコをあげた男性は、もちろん夫となった人だけど・・・・
波乱含みの結婚生活を予感させるエピソードがある。
それは二人で結婚しようと計画し始めた時から、当時の夫に紹介された友人。
その友人をことのほか信頼する夫は、彼の父が決める仲人もキャンセルして自分の友人に仲人を頼んだ。
二つ年上の夫の友人はその頃、既に結婚。１児も儲けていて落ち着いた人に見えたけど・・・・
結婚式の1週間前に「奥さんに逃げられた！」と私たちの元に～
父親が勧める仲人までキャンセルしていた彼は仕方なく同級生の女友達に相談、結婚式当日に、女友達から紹介された見ず知らずの女性が、俄か女房役を務めてくれることになった。
もちろん、何処の誰だか私たちも知らない、その奥さん役の女性は落ち着いた仕草で花嫁の私を介助してくれたけれど、心中は穏やかでなかった。。。。
どうか俄か仲人であることがばれませんように願いながらの挙式～
今でもあの頃の結婚式の記念撮影の中に、私たちの見知らぬ女性が一人、仲人夫人として収まっている不思議！
こんないい加減な結婚式をあげて、おまけに夫の、その友人は後に横領もしたらしい。。。
先輩！！先輩!!!と、その友人を信頼していた夫とも波乱含みとなった結婚生活の数10年、ただ1つあげたチョコのお返しに生まれた長男の誕生日はバレンタイン～ここだけは本当の真実だったのが良かったかな～
結婚して30数年たった今でも、時々は探偵ナイトスクープに、あの俄か仲人を演じてもらった彼女を探したい衝動に駆られる。
そして頑固で強面の夫の父はそれを知らないで一生を終わってしまったけど、ごめんね、お父さん。。。

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