贈り物の季節に、日本人の心~風呂敷
以前は手から手へ渡された贈り物~
母達の時代には、先様へのお届け物を真心込めて、
『風呂敷』に包んでお届けするという心を伝えられていました。
お使い物には、母の着物の裾を持ちながら、何だか晴れがましい気分を感じながら付いて行った覚えがあります。
少し大きくなると「○○ちゃん、これをお届けしてきなさい」と丁寧に包まれた
『風呂敷包み』の中身を想像しながら、少し大人びた心地でお使いした記憶があります。
やがて、自分が大人になり大切なものは矢張り真心込めて直接手渡しする慣わしを、いつから自分の手から離れていったのか・・・・定かには思い出せないのですが~
日本人の伝統
『風呂敷』の文化には、紐解いてくれる相手の喜ぶ顔を想像しながら包むという思い入れがありました。
最近、少し齢を重ねてきて、度々そういう機会に巡りあわせるようになり、あの少女時代の母達の所作を思い出しながら、お届け物には真心込めて
『風呂敷』で丁寧に包み、お届けしたいと思うようになりました。
お歳暮の時節柄、今日は年老いた母がお世話になっているご近所さまに普段のお礼方々、設えています。
十六夜(いざよい)は、
日本人の心を思い起こさせる『一枚の布』に込められた想像を膨らませる風呂敷の芸術文化を現代のラッピングとして捉え真心を込めた使い方をお勧めしています。
また、お香なども取り扱っていて、忘れ去られようとしている日本の香り、心落ち着く癒しの文化もご提案してくれます。
たかが風呂敷、されど風呂敷、風呂敷がこんなに色鮮やかに変身、こんな贈り物頂いた時の華やいだ先様の顔を思い浮かべて、今年は贈って見たいと思います。
美味しい物には美味しい心を込めて。。。。
十六夜が提案する新しい風呂敷の使い方
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